梟(ふくろう)ヶ城跡~天下峰(360m)~王滝渓谷 ハイキング!
昨夜は御在所岳を登ろうと思って、道をあれこれ調べていたが、よくよく考えると今週雨が降っているし、標高も1210m、スキー場になっている山に雪がないわけがない。インターネットで調べるとやはり山頂は雪のようだ。アイゼンもストックもないし、なにより滑落はいやなので近くの低い山に登る事にした。色々悩んだが、結局豊田市にある天下峰(360m)に登る事にした。ここは王滝渓谷の近くにあるので、ついでにハイキングをしようと思ったからだ。あれこれ悩んでいたので出発が遅れ、結局駐車場に到着したのが11時40分。かなり遅い。
駐車場の案内板の写真がこれ。 ここから歩くと結構時間がかかりそうだ。
車で近くまで行こうか、それともこのまま歩こうか・・・。などと考えながら後ろを振り向くと立派な階段があった。どこへ続いているのだろうと気になってしまった。不安を覚えながらも登る事にした。
この道、このようにコンクリートでできた階段が山頂まで続いていた。さすが豊田、金がある。
途中にあった看板がこれ。そう、山頂には梟(ふくろう)ヶ城があったようだ。ここからわずかで山頂の城跡についた。
展望台の写真がこれ。展望台からの眺めも良い。さすがにお城が建っていただけのことはある。
ここから、名古屋方面を見渡した写真がこれ。わかりにくいが、真ん中に見える高速道路は東海環状自動車道だ。これができたおかげで、長野への帰省が大分楽になった。
このすぐ近くに梟ヶ城の案内板があった。その写真がこれ。どうやらここは城段戸山らしい。後で調べると、三角点もあって標高は252.5mだったらしい。もっと調べればよかった(後悔)。ここから戻るべきか?、進むべきか?ちょっとだけ悩んだが、このまま反対側に降りて王滝渓谷に向かう事にした(いつもながら計画性がない・・・)。
降りようと思って少し下り始めた所で、大きな石がいくつもあった。どうやらこの周辺にはこのような巨岩がごろごろしているようだ。この山を下ると、駐車場があって焚火をしている人がいた。焚火の周りに3人ほど集まってお弁当を広げていた。12時を少し回った所なので、私も食事にしようと思ったが、まだ先は長いしお腹も空いていないので先へ向かう事にした。
途中にあった看板をよく見ると、進もうとしている方向を間違えているようだった。あぶないあぶない。 王滝湖かけ橋を渡って、天下峰へ向かうことにした。
王滝湖かけ橋の写真がこれ。人が渡るだけなのだが、かなり丈夫そうな立派な橋だ。さすが豊田(またか)。この橋を渡って宮川散策道へ向かった。ここには先程よりさらに大きな岩が川底にごろごろしていて、岩の隙間を通り過ぎて進んだ。実は道の途中で数人の大学生と思われる若者達が巨岩の下になにやらマットレスのようなものを敷いて騒いでいた。先に進めるかどうかわからなかったので尋ねたら、先に進めると教えてくれた。教えてもらわなければこの道を進もうとは思わなかった。
途中の岩の様子がこれ。こんな石がごろごろしているから不思議だ。
また、途中川を渡るが、橋の写真がこれ。しっかりしている。さすが・・・。
天下峰を目指してアスファルトの道をひたすら進むと、見覚えのある分岐があった。そう、インターネットで調べた時にでてきた、あの分岐だ。迷うことなくこちらに進んだ(案内板もあるから迷うわけないか・・・)。ここから先は未舗装で、両脇は竹藪となり、何だか雰囲気が出てきた。と、思っていたらいきなり車が見えて、またアスファルトの道に出た。しかも車が4台も止まっている。どうやら、かなり近くまで車で来れるらしい。
まあ、低い山なので当然かと思いしばらく歩くとまたしても分岐があった。その写真がこれ。ここから先へも車で登れそうだが、ちょっと狭い。
ここから登ってすぐのところに、この案内板があった。あと少しで天下峰だ。案内板を読むと、この近辺は巨岩が多く、フリークライミングで有名な場所らしい。ここから少し進むとなにやら若者の声がする。しかも5~6人のグループで、女性もいる。そう、皆岩に登っているのだ。
初めてフリークライミングを目の当たりにした。危険な思いをして何が楽しいのだろう?私には理解できなかった(と、言っても山登りも理解できないか・・・)。ここにきて初めて理解した。つまり先程の車で来た人達も、宮川散策道で出会った若者も、皆フリークライミングをしにきているのだ。それほど巨岩がこの近辺には多いようだ。特に、天下峰は巨岩が多く、あちこちでフリークライミングをしている人がいた。
また、途中に小さな祠があった。その写真がこれ。ここから少し登った所が山頂だ。
三角点らしきものが傍らにあったが、壊れていてよくわからない(多分三角点ではないのだろう)。
山頂から炮烙山、六所山方面を眺めた写真がこれ。天気もよく見晴らしがいい。
また、こちらが名古屋方面を眺めた写真。山頂についたのが13時30頃。ちょと遅いが昼飯である。いつものようにコンビニで買ったおにぎりを2つ食べて満腹である。さて、次は無線だが、430MHzをワッチすると仲間内の会話ばかり、しかもけっこう多くの方が出ている。ここでCQを出しても邪魔になりそうなので、止める事にした。直ぐに下山し、先程の車が止まっている場所に出た。
よくみるとお地蔵さんが安置されている。その写真がこれ。この山には多くの石仏があるようだ。
なんだか、奈良で登った池木屋山を思いだした。巨岩がごろごろしているのはとてもよく似ている。
紅葉のシーズンはさぞかしきれいだろうと思う。これだけ整備されているのもうなずける。よく整備された道だが、舗装する前からあった大きな岩が道端にそのまま残してあるのが趣深い。
最後に、王滝渓谷の案内板があったので、この写真をアップしよう。今日はかなり楽な登山とハイキングであったが、こんなに近い所にこれほど素晴らしい渓谷があったとは驚きであった。
| 固定リンク
コメント