六所山(611m)~炮烙山登る(684m)
昨日、DVDで「剣岳 点の記」を観て、むしょうに山に登りたくなった。当然映画のような険しい山を登る気は毛頭ない。”近くの山でどこかいいところはないか・・・”とインターネットを調べていたら、愛知で130山も登っている方のホームページをみつけた。素晴らしいホームページである。”愛知には山がない”などと言っていた私が恥ずかしくなった。このホームページのリストから近そうな山を探すと炮烙山(684m)があった。山頂には妙な展望台が建っていて、眺めもいいようだ。そういえば以前無線で炮烙山から移動運用している人がいた記憶がある。自宅から片道30km程度なので行けそうだ。家では邪魔者扱いされているのでちょうどいい。山に行ってくると言ってもかみさんは”行ってらっしゃい”と機嫌がいい(ちょっと複雑な心境)。8時40分位に家を出て、豊田市総合屋外センターの西駐車場に到着したのが9時38分。ちょうど1時間だ。だれもいないと思っていたら、前に2台後ろに1台、細い道を走って、結局駐車場まで一緒だった。何故?と思ったが、どうやらボーイスカウトがあるようだ。駐車場はほぼ満杯で30台近く止まっていた。
常設のテントも立派だ(立派すぎ!!、これが沢山並んでいるから驚き)。
入口の案内板の写真がこれ。コースとしては、キャンプ場を通り過ぎてかもしかコースで六所山へ登り、うさぎコースから炮烙山へ向かう事にした。
登り口へは案内板のすぐ前にあるこの橋を渡らなければならない(実はちょっと迷って、別な所へ降りてしまった・・・)。ここから登ってまずキャンプ場の管理棟に出る。
するとそのすぐ右脇にかもしかコース入口があった。ちょっとわかりにくくて、危うく見過ごす所だった。ここからは急な坂で、いつもの山登りとなった。
山頂近くまで行くと、見晴らし台と六所山への分岐があった。せっかくなので見晴らし台へ向かう事にした。
見晴らし台はここから直ぐ近くで、何だかわからない四角い大きな看板のようなものが置かれていた。看板かと思ったら一面緑色である。なんなんだ???と不思議に思ってよく見ると”六所山反射板”とある。どうやら愛知用水総合事業部のもので、無線用の反射板ではないかと思われる。それにしてもでかい。
この前からの眺めがこれ。曇りであまり見晴らしはよくない。残念である。ここからの眺めは恐らく岡崎方面ではないだろうか。さて、引き返して六所山山頂へ向かったが、あっけなく山頂についた。と、いうより道の途中に看板があるだけで、周りが木で囲まれているため山頂とは思えなかった。
このすぐ裏に山頂を示す石(三角点・・・じゃないよね?)の写真がこれ。ちょっとだまされた気分で、目的の炮烙山へ向かうことにした。
このコースをしばらくあるき続けると、神社が2つあった。最初の神社は小さくて名前がわからない、2番目の神社は六所神社とあった。この神社からさらに2km程歩くと屋外センターと炮烙山への分岐に出た。
ここから炮烙山を写した写真がこれ。この形が炮烙に似ているという事のようだが、私は炮烙がなにものかもわかっていないのでよくわからない。
さて、さらに進むとアスファルトの道に出た。ここから100m程行くと東駐車場があった。本当はここに車を止めるつもりだったが、豊田市総合屋外センターの西駐車場からはここへは来れなかった。案内板には21世紀の城とある。う~んなんだかなあ・・・。
東駐車場から写した六所山の写真がこれ。広い駐車場には車が1台しか止まっていなかった。こちらはあまり人気がないらしい。ここから炮烙山へ向かって歩くのだが、しばらくは立派な舗装された道が続く。
ひょっとして山頂まで車で行けるのでは?と思い始めた頃、登山口への近道のこの看板があった。やっと、山登りらしくなった。
ここを登りきると、広い駐車場に出た。予感は的中、ここまで車で来れるようだ。さすがは豊田市、いたれりつくせりだ。ちょっとがっかりだったが、気を取り直して頂上まで登ることにした。
登山道入り口にあった案内板の写真がこれ。山頂へは色々なコースがあるようだ。せっかくなので見晴らし台のあるコースから登る事にした。
すると、先程と同じ反射板がまたもや設置されている。この反射板は今度は中部電力のもののようである(この辺は反射板が流行っているのか???)。
さてここからしばらく進むと山頂である。 展望台の周りが石垣(?)で囲まれている。これが21世紀の城か・・・。微妙だ。
そういえば、登山口に説明があった。 その写真がこれ。確かに貴重な石なのかもしれないが、今になるとその有難味は・・・。
三角点を探すと、石垣の脇にあった。”三角点を大事にしましょう”とあるが、なんだか自虐的だ(三角点は写真の右下にあります)。21世紀とはこういうことか???。古いものも大事にしなければ・・・。立派なものとは何か?、後世に残すべきものとは何か?、よく考えないと。
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