飯盛山(254m)~黍生(きびゅう)山(374.4m)登りました
昨日、今日と久しぶりに晴れた。桜もほぼ満開、いい週末だ。昨日は義理の妹が子供を連れて遊びにきていたので外出はしなかったが、この天気である、山登りに出掛けないのはもったいない。と、いうことでまたしても足助方面へ出掛ける事にした。高い山ではないが、ガイドブックに載っていた飯盛山(254m)と黍生(きびゅう)山(374.4m)だ。
カーナビの指示に従って車を走らせると、トヨタ自動車の本社前を横切る事となった。休日なので車通りは少ないが、桜が満開でとてもきれいだった。信号待ちで止まったので、車の窓から撮った写真がこれ。この近くに水源公園があるのだが、ここは花見客で一杯だった。さて、飯盛山の近くに行って気付いたのだが、ここは秋には紅葉で有名な香嵐渓である。秋にはものすごく渋滞するので避けていた場所だが、この時期はそれほど人が多くない。ただ、さすがに有名な観光地だけあって、飯盛山の周りは全て有料の駐車場となっている。”500円も払って止めたくないなあ・・・”といつものようにセコイ事を考えてうろうろしていたらちょっと奥まった所に300円の看板を発見。ここに止める事にした。
巴橋の上から写した飯盛山の写真がこれ。さすがに254mなので、こんもりとした丘という感じだ。以前香嵐渓に来た時は山があるという認識はなかったが、これが飯盛山だったのかとちょっと拍子抜けした感じであった。
登山口近くの駐車場にあった香嵐渓の案内板がこれ。どうやらこれから登る登山道周辺はカタクリの花群生地らしい。知らなかった。
ここからすぐの所にこの石碑。香嵐渓と彫られた文字が赤く塗られている。秋なら映えるのかもしれないが、この季節ではなんとも不釣り合いな風景であった。
さて、ここから飯盛山へ登るのだが、入口にあったカタクリの花の説明がこれ。
3月が見頃のようで、今は花が枯れ始め、あまりきれいとはいえない状態であった。その写真がこれ。この写真ではわからないが、小さなカタクリの花がここ一面に群生している。
当然であるが、登山道(?)はものすごくよく整備されていた。さすがに有名な観光地である。途中までの道の写真がこれ。道は石畳になっている。
ここから山頂までは距離はないが、以外に急な坂であった。ちょっと見くびっていたようだ。山頂近くの写真がこれ。この坂を登り切れば山頂である。
山頂にはやはり立派な休憩所があった。見晴らしはそこそこいい。
この脇に大きな石があって、ここが一番高そうだが、三角点は見当たらなかった。頂上でお茶を一杯飲んで、すぐさま下山。
そう、次の目的地である黍生(きびゅう)山へ向かわなければならない。飯盛山山頂から写した黍生山の写真がこれ。左側の低い山である。来た道をそのまま引き返すのもつまらないので、香積寺へ降りることにした。
途中にあった十六羅漢の写真がこれ。この辺りにはお墓がいくつもあった。
どういう事だろうと首をかしげていたら、入口の案内版に”飯盛山 香積寺”と書いてある。これが正式名なのだろう。
ここから駐車場に戻るのだが、川沿いには茅葺の屋根の売店があった。桜が満開でなかなか情緒がある。
橋の上から川の上流を写した写真がこれ。さて、ここから黍生(きびゅう)山へ行くのだが、結構距離がある。近くまで車で行きたいのだが、駐車場がない可能性もある。どうしようか迷ったが結局歩いて行くことにした。ガイドブックの通り進めば問題ないと思って歩いていたのだが、近道をしようと思って途中から道をそれてしまった。
近所の人に尋ねてなんとか登山口にたどりついた。登山口の写真がこれ。ガイドブックとは違う登山口のようだ。階段の部分が登山口だ。実はこの前に広場があって、車を止める事ができた。ここまで来てちょっと後悔した。ガイドブックにない道だったので不安半分で登ったが、なかなか山頂につかない。道を尋ねたおばさんは”この道でいいですよ”と言っていたので間違いないと思うのだが、不安だった。不安ながらも登り続けるとガイドブックにある鉄塔を見つけた。一安心だ。
ここからしばらく行くと、なんと軽自動車が10台近く止めてある林道に出た。おまけに山頂からにぎやかな声が聞こえてくる。山頂まで車で来れるのか!?ちょっとがっかりしながらも、”一体山頂に何があるのだろう?”と興味がわいてきた。
さっそく山頂へ向かう登山道を登った。ここから山頂まではあっという間だ。先程の声は山頂に近付くとよりいっそうにぎやかとなった。
山頂に到着すると、そこでは地元の方々が宴会をしていた。風流である。
お話を聞くとどうやら、毎年この時期に山頂でお祭りをするのだそうだ。お酒を勧められたが、”車なので・・・”と丁寧にお断りした(本当は飲みたかったのだが・・・残念)。
山頂にある案内板をみると確かに年に1度村人が集まってお祭りをしていたようだ。素晴らしい。
さらに、こんな立派な看板もある。地域に愛されている山のようだ(車で簡単に登れるし・・・)。実際この山頂は手入れが行き届いていて360°見晴らしがいい。天気がいいと御嶽山まで見えるそうだ。どの方角に見えるのかわからないが、今日でもかなり遠くまで見渡せる。簡単に登れて、低い割には見晴らしもいい。地元にも愛されているいい山だ。
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