聖岳のふもとまで行ってきました~途中で断念~
7月12日、無謀にも日帰りで聖岳(3013m)登山を計画。台風も過ぎ、晴れるのは間違いなさそうだったので急遽計画を実行することにした。前夜11:30に家を出て3:30にはこの聖光小屋に到着した。1時間ほど車内で仮眠を取って、5:00に出発。今にして思えば下道でここまで4時間もかけてきたので、この時点で大分疲れていた。
聖光小屋の目の前にこの登山道の入り口がある。まだ薄暗く、空気は湿っていたがとても気持ちが良かった。
車中泊は500円必要なようだが、私は支払わなくて済んだ(誰も徴収に来なかったが・・・)。
このような登山道を登って行く。さすがに南アルプス、奥深いだけあった、木々がきれいだ。
すぐにこのトンネルが現れた。インターネットでよく見かける写真だ。トンネルは人が通るには十分広く、それほど長くもない。
林道は所々このように崩れている。注意して渡ればそれほど危険ではない。
林道の下はこのように川がながれていて、昨日の台風のせいかゴウゴウと大きな音を立ててていた。
すると、今度は見覚えのある手動のゴンドラが現れた。川を直接渡ろうと思ったが、橋もなくうまく渡れそうもなかったので、仕方なくこのゴンドラを使う事にした。ところがこのゴンドラ、対岸にあるのでこれを引き戻すのに一苦労、さらに自分が乗って動かすのにも一苦労で体力のほとんどを使いきってしまった。
ゴンドラの上から川の途中で写した写真。ゴンドラが揺れて手振れしてます。
ゴンドラからすぐの所にこの造林小屋があった。かなり大きな廃墟だ。この横を通っていよいよ急な坂登りの連続となる。
途中このように苔むした場所があった。いつものように登るのだが、ゴンドラで体力を使い果たしたのと、昨日からの寝不足、車の運転疲れで足があがらずめまいまでしてきた。3時間もあれば聖平小屋へ到着できるのだろうが、帰りも考えるととても体力が持ちそうにない。大分悩んだが、ここは無理をせず引き返す事にした。なにせ、2000m登らなければいけないのに、まだ100m程しか登っていなかったからだ。
すると、3人の若者が私のゴンドラを待っている。写真など写している場合ではない。慌ててロープを引くも殆ど進まなかった。みかねてか、この方々がロープを引っ張ってくれた。本当に助かりました。ありがとうございました。
この木は、木の周りから新しい木が生えていて、ジブリの映画で出てきそうな木だ。
そしてまたあの聖光小屋に戻ってきた。いい天気なのに仕方がない。今度は聖平小屋で一泊して聖岳に登ろう。
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