久しぶりの青空と秋の気配
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<1日目>(8月11日)
8月11日~12日で聖岳に行って来ました。前回途中で断念したので、そのリベンジといったところです。連休初日から台風のせいで2日も家に閉じこもっていたが、台風が過ぎた11日に聖岳登山を決行した。あまり天気はよくなかったが雨は降っていなかったので、朝3時に家を出て聖光小屋のある便ヶ島へ出発!ところが、行ってみると途中土砂崩れがあって、この発電所から先へは進めなかった(11日の夕方には復旧しているので12日からは問題なく通れました)。一端あきらめて帰りかけたのだが、152号線へ戻り別の山を探そうと南アルプスの案内版の前に車を止めると、若い男性が同じように案内板を眺めていた。話かけると土砂崩れのせいで車が閉じ込められたので20kmも歩いてここまで来たということだった。しばらく話していると、先程の発電所から便ヶ島まで1時間30分もあれば行けるとのこと。せっかくここまで来たのにまたこのまま戻るのももったいないということで再度引き返し、ここに車を止めさせてもらったというわけ。
これが発電所に近い最初の土砂崩れ跡。さすがにプラドでもこれは通れない。しかし、人間であれば2本の足で何の苦もなく通る事ができた(当たり前か)。
(注)その日の夕方までにブルトーザーが出て復旧していました
(注)その日の夕方までにブルトーザーが出て復旧していました
(注)その日の夕方までにブルトーザーが出て復旧していました
(注)その日の夕方までにブルトーザーが出て復旧していました
そして、便ヶ島の1つ前にある駐車場の前の道の土砂崩れ。これでは出るにでられないわけだ。恐らく駐車場にある2台のうち1台が先程話をした男性の車に違いない。車に被害がなかったのがせめてもの救いかもしれない。
(注)その日の夕方までにブルトーザーが出て復旧していました
そしてやっとこの登山口に到着。到着時間は10時ちょっと前。2時間は予定より遅れてしまった。
便ヶ島にあるこの休憩所でちょっとだけ休憩した(自動販売機は動いていなかった)。
途中、このような花が咲いていた。きれいだが、名前がわからない(相変わらずだ)。
そして、前回体力のほとんどを消耗したゴンドラ。10時45分に到着。今回は要領を得たせいか、それほど疲れる事もなく無事通過。
ゴンドラから40分程登ってここで休憩。いきなりの急坂でへとへとだ。それにしても今回は誰とも出会わない。こんな日に聖岳に登る物好きはいないか・・・。
標高1400m。便ヶ島の標高が800mなので、1時間45分で600m登ったことになる。それにしてもまだまだ先は長い。
やっと標高2000m。時間は13:40分。便ヶ島からここまで3時間40分かかっている。なかなか聖平小屋へたどりつけない。
倒木が苔に覆われている。こうして朽ち果て、土に還って行く様子がよくわかる。
天気が悪くて見晴は全くないが、このような花が目を楽しませてくれた。
16:00丁度にこの聖平小屋に到着。かなりへとへとだった。1日で1500m近く登ったのだから疲れるのも仕方ない。しかし今回はここまで誰とも会う事はなかった。私としては珍しい。
聖平小屋の全景。それほど大きくはないがきれいな山小屋だった。
聖平小屋の目の前にはテント場があり、5名程がテントを張っていた。昨日の台風をここで過ごしたようだ。私にはとても出来ない。
入口の脇にこの缶つぶし機があった。ビールの空き缶をここでつぶした。
ここが入口脇にある水場。すぐ裏に沢がありそこから水を引いている。まさに”南アルプスの水”である。
そして、宿泊者には無料でフルーツポンチのサービスがあった。疲れた体には有難かった。
これが小屋の中。布団かと思ったらここはこの寝袋が準備されていた。この階には50人程が泊まれそうだが、私とあとから来たもう一人の方と、たった2名の宿泊となった。その後5人のパーティが来たようだが、ここには来なかった。
初日の聖平小屋までの足跡がこれ。前日の台風の影響で崖崩れがあり、発電所に駐車。おかげで便ヶ島まで1時間30分も歩くはめになった。山小屋に着いた時はヘトヘトで聖岳に登れるかちょっと不安になった。
<2日目>(8月12日)
朝5時に聖平小屋を出発。この時既に雨が降っていて一日中雨が止むことはなかった。景色もまったく見えず、このようなお花畑ぐらいしか景色を楽しむことはできなかった。
6時20分、小聖岳(2662)に到着。雨のせいで全く視界がない。
7時30分、ついに念願の聖岳に到着。普段ならここでコーヒーでも飲んで景色を堪能するのだが、この雨と風ではそれどころではない。5分程滞在して即下山開始。なにせこれから2200mも下りつづけなければならない。しかも1時間30分かけて発電所まで歩く必要がある。
2日目の足跡がこれ。必死の思いで便ヶ島に到着したのが丁度13時。ここでカップラーメンを食べて一休みし、1時間30分かけて発電所にある車まで戻ることができた。一日降り続いた雨のせいでカッパを着ていたのに体中水びたしという状況だった。無事に下山できてなによりであった。人間必死になればこれほど歩けるとは我ながら感心した(もう二度とこんなに歩きたくないが・・・)。
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