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2017年9月10日 (日)

農鳥岳~間ノ岳~北岳 縦走(1泊2日)

<1日目:9月9日>

P9091155月曜日に休みを取ったので、土日で南アルプス最後の100名山、間ノ岳に登ってきました。金曜の夜に家を出て、12:00頃に奈良田の第2駐車場に到着。広大な駐車場だが、そこそこ車が止まっていた。夜中にもかかわらず、次々と車が入って来た。車の中ではなかなか眠れないので、朝4:30に駐車場を出発。登山口まで1時間近く林道を歩かなければならない。明け方の農鳥岳方面の写真。残念ながら曇っている。

P9091156登山道はしばらく舗装された林道を進む。

P9091157このトンネルはマイカー規制のため、バスだけが通れる。早朝なので閉鎖されていた。どうしようか迷っていたら、管理のおじさんが出てきて、登山道はこの横を左に曲がった所だと教えてもらった。助かりました。

P9091158砂防ダムの工事のために、う回路を通る。小さな標識で「登山道」と書いてあってわかりずらかった。

P9091159しばらく進むと、このつり橋が現れた。いよいよ南アルプスだ。

P9091160紅葉にはまだ早いようで、気持ちのいい森林歩きとなった。

P9091162途中省略するが、7:30に大門沢小屋に到着。出発から3時間、ほぼコースタイム通りだ。途中女性のトレランの方に抜かれた。かなり早い。あとから他の登山者に聞いたのだが、北岳まで行って広河原に下り、その日の内に戻って来るらしい。信じられない。

P9091163ここを登り切れば農鳥岳だ。まだまだ、きつい登りが続く。

P9091167この花の名前はなんだろう?

P9091171少しだけ秋を感じた。

P909117211時20分、やっと尾根に出た。厳しい登りの連続だった。もう足が上がらないと思ったが、農鳥岳までまだ登らなければならない。

P9091174塩見岳だろうか。

P9091175農鳥岳。まだ登るのか~。

P9091177農鳥岳への分岐。ここまでもっと高い場所があったような?

P9091179右側の低いところに山頂の標識が・・・。

P909118112時20分、農鳥岳到着。遠くに目的の間ノ岳が見える。景色を眺めながらおにぎりを2個食べたら満腹になった。明日も晴れればいいが・・・

P9091180
三角点。ここは誰もいなかった。

P9091194下る途中で農鳥岳を眺めた写真。う~ん、どこが山頂かわからない。

P9091196次に目指すは西農鳥岳。農鳥岳より山頂らしい。

P909120013時24分、西農鳥岳到着。目の前に間ノ岳がドーンと見える。どっしりとした山容だ。

P9091206遠くに北岳が顔を出している。下側に赤く見えるのが本日泊まる農鳥小屋。インターネットでは、小屋の親父さんが有名なようで、泊まるのに躊躇したが、絶好のポジションと、怖い物見たさで泊まることにした。

P9091208農鳥小屋への分岐。今日はいい天気だ。

P909121114時12分、農鳥小屋到着。ちょっとドキドキで中に入ると、若い女性の方が気持ちよく迎えてくれた。拍子抜けだと思っていたら、受付はあの有名な親父さんだった。
3時は過ぎていなかったし、予約もしてあったので文句を言われる事はなかった。ちょっと耳が遠いようで、私の小さな声では”はあ?”と何度か聞きかえされた。その度にびくびくしていたが、以外と人の事を気遣う優しい(?)親父さんだった。

P9091220水がないので雨水を貯めている。結構古い山小屋のようだ。小屋の中では女性が一人寝ていた。結局この日は小屋に泊まったのは私も含めて5人。女性二人と男性3人。狭い小屋とは言え、これだけしかいないので快適だった。夜はコタツを出してもらって、皆でこたつに足をいれて寝ることができた。これも親父さんがぶっきらぼうではあるが、そうしなさいと勧めてくれたおかげだ。なんだか小さい頃の実家を思い出してしまった。このおかげか、山小屋で初めて熟睡できた。部屋は古いし、食事は?だったが、満員の北岳山荘と比べたらこちらで泊まって正解だった。そういえば、発電機の音がしなかった。これも親父さんらしい。古き良き山小屋なのかもしれない。

P9091214小屋には水はないが、15分程下った所に水があるという事で、水を汲みに行った。この水、とても冷たくておいしい。おやじさんが言っていた通りだった。私は持ってきたビールを冷やして飲んだ。よく冷えておいしかった。

P9091221隣にある小屋をのぞいたら、犬が4頭飼われていた。山小屋で犬を見たのはこれが初めてだ。

P9091222農鳥岳と農鳥小屋。夜は残念ながら曇って、夜中には雨が降ったようだ。

1これが1日目のルート。10時間の登りはきつかったが、奥深い南アルプスを堪能できた。

<2日目:9月10日>

P9101226農鳥小屋の朝食は早い。朝4時半頃と言っていたのに、4時15分に”朝ごはんだよ”と親父さんの声。生卵が出た位で昨日と大して変わらない。食事も終わったので、4時半頃には小屋を後にした。親父さんに”お世話になりました”と声をかけたのだが、ラジオの音楽に夢中のようで全く反応なし。親父さんらしい。念願の間ノ岳に到着したのが5時56分。ガスで全く景色はなし。帰りのバスが気になったので直ぐに北岳へ向かった。

P9101227途中わずかな晴れ間があったがこの程度。残念だ。

P91012286時36分、中白根山山頂到着。相変わらずガスっている。

P9101232景色といってもこの通り。真ん中にホシガラスが写っている。ライチョウにはお目にかかれなかったが、ホシガラスがけっこういた。

P91012356時55分、北岳山荘到着。また来てしまった。

P91012387時35分、八本歯のコルと北岳の分岐に到着。本当はトラバースして八本歯のコルへ向かう予定だったが、トラバース路は岩が落ちそうなので通行止めだった。ここまで来たらもう一度北岳に登ることにした。

P91012407時52分、北岳到着。一度来ているのと、景色も見えないので即座に下山。

P91012422年前に八本歯のコルから下っているので様子はわかっていたが、階段が多い。

P9101244少しずつ晴れてきて、目の前に鳳凰三山が見えた。

P9101245下っていると、声が聞こえたので周りの人に聞いてみると、北岳の断崖登っている人がいた。写真ではわかりにくいが真ん中辺りに二人程人がいる。驚くばかりだ。

P9101247時間を見ると、11時10分の奈良田行きのバスに乗れそうだった。慌てて下って11時に広河原に到着。無事にバスに乗れた。ラッキーだった。

22日目のルート。広河原11:10発のバスに乗るために大分急いで下った。10分前に何とか到着したが、おかげで転んでケガをしてしまった。何事も慌ててはいけない。

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